謹賀新年
2020年01月01日
教化部長 坂次尋宇
真理の実践者として
新年あけましておめでとうございます。皆様方の日々の徳積に感謝するとともに、ご健康とご多幸をお祈り申し上げます。そして一歩でも地球環境の悪化が改善されていくように皆様とともに生活の改善を進めてまいりましょう。
さて、昭和5年に発行された『生長の家』誌の創刊号には、「『生長の家』出現の精神とその事業」と題するご文章があり、人類の危機に際して谷口雅春先生が人類を救わんとして立ち上がられたことが書かれています。
「自分いま生長の火をかざして人類の前に起つ。起たざるを得なくなったのである。友よ助けよ。同志よ吾に投ぜよ。人類は今危機に瀕してゐる。生活苦が色々の形で押し寄せて人類は将に波にさらはれて覆没しやうとしてゐる小舟の如き観はないか。自分は幾度も躊躇した。起つことを躊躇した。自分は中心者として増上慢のそしりを受けることを恐れてゐたのだった。一求道者としていつまでも謙遜でゐたかった。併し今は謙遜でありたいと云ふことが自分にとっては安易を貪る一つの誘惑と感じられる。自分は此の誘惑に打ち克って人類を救はねばならない。自分の有ってゐる限りの火で人類を救はねばならない。自分の火は小さくとも人類の行くべき道を照さずにはおかないだろう。此の火は天上から天降った生長の火である。火だ!自分に触れよ。自分は必ず触れる者に火を点ずる。生長の火を彼に移す。自分は今覚悟して起ち上がった。見よ!自分の身体が燃え尽すまで、蝋燭のやうにみづからを焼きつゝ人類の行くべき道を照射する。」(後略)
再度このご文章を読み直してみると、現在の地球環境の悪化による人類や全ての生物の危機に当てはまるご文章だと言えます。総裁・谷口雅宣先生は谷口雅春先生のご意志を受け継がれて現代における環境破壊という未曾有の危機から地球を救わんとして私達を導いてくれています。私達一人一人が真理を実践して、「神・自然・人間の大調和」をこの現象世界に実現して地球の温暖化を食い止めましょう。
ところで、今年4月からの教化部長の異動が決定し、私はあと3年一期香川教区に留まる事になりました。今までの6年間、皆さんのご愛念により務めさせて頂きましたが、あと3年宜しくお願い致します。