俺の子だー‼

2020年04月01日

教化部長 坂次 尋宇

■子どもはどちらの親に似る?
子ども「お母さん! 僕ってお父さんかお母さんのどっちに似てると思う?」
母親 「えー、突然言われてもねー。だけどやっぱりお母さん似かな (*^_^*)」
父親 「ちょっと待った! よく見てみろよ、確実に俺似じゃないか。」
母親 「そうかなー、足のすらっとしたところなんかわたし似よ!!」
子ども「夫婦げんかになるんだったら、どちらに似なくてもいいよ (-_-;)」

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■子どもと親との関係
 皆さん、自分の子どもの容姿はどちらの親に似ているのかということですが、父親と子どもとの関係と母親と子どもとの関係は、親子関係にもかかわらずかなり異なっていると思います。
 母親は自分の子どもが自分に似てようが似ていまいが、あまり意識しないようです。まあ似ていると言われれば嬉しいと思いますが。これは母親が「自分は子どもを産んだ」と言う事実(事実関係)から来る感覚なので、子どもが似ていても似ていなくてもあまり気にしないのです。しかしその一方、母親は子供との一体感が強いために、執着心も父親に比べて大きいと言えます。
 一方父親と子供の関係は、自分の子どもが似ているか否かが重要な意味を持ってきます。それは父親と子どもの関係が、「俺の子どもに違いない」と言う信頼関係から成り立っているからです。そのため自分の子どもであるという証拠は、自分に似ていると言うことになるわけですから「お父さんによく似てますねー」と言われると「そうか、やっぱり俺の子か」と父親は大変安心するのです。この父親と子どもとの信頼関係は、子どもを育てる点で大変重要な役割を果たします。
 親子関係でも父親と母親では異なる感情がありますが、それが子どもの成長する過程でそれぞれ大きく関わり、大切な関係となっていきます。
 『生命の実相』第14巻の131頁には次の様にあります。

  子供を礼拝せよ。子供のうちに埋蔵された才能の宝を拝み出せ。信じよ。なんじ癒えたりと信ぜば病も癒えるのである。いわんや、あなたの子を信じて、あなたの子が善くならないということはないのだ。子を信ずるものは人の父を信ずる者である。神を信ずる者である。
  この信念が何より根本となるのであって、その信念から、いろいろの方法が、生まれてくるのだ。

■言ってはいけない言葉
祖母「この子、あんまりお父さんに似てないわね」
父親「えーそうですか、お母さん少しは似てると思うんですが。鼻の形とか。」
祖母「よーく見ると、この子隣のご主人に似てない?」
父親「あー最悪だ!」