祈ることの素晴らしさ

2024年06月01日

教化部長 久利 修

 

合掌 ありがとうございます。

 教化部境内地では、バラの花に引き続き、アジサイの花が開き始めました。

 香川教区の皆様には益々ご清祥にて人類光明化運動・国際平和信仰運動にご活躍賜りますこと、心より感謝申し上げます。

■本当の祈りについて、谷口雅春先生著『実相と現象』(116頁)には、次のように説かれています。

 「神様のおこしらえになった一切のものは善である」ということを、生命の底から宣言する。
「命宣(いの り)」というのが「祈り」である。「イノリ」の「イ」は命(いのち)とう意味であります。
「ノリ」というのは「宣(の)り」即ち「宣(の)べる」ということでありまして、吾々は命の底深く「すでに完全な姿がある」ということを宣言する。そしてそれを確認するのです。それが本当の祈りであります。

■平成25年、八ヶ岳南麓の〝森の中のオフィス〟に本部が移転し、私たち本部職員も、周りを木々に囲まれた木造一戸建て住宅に住まわせて頂いていた時の体験です。

  その年の大晦日、明日に正月を迎える準備を終え、妻とリビングでくつろいでいると、突然ドーンという大きな音がしたのです。何事かと音の方にいってみますと、一羽の小鳥がウッドデッキに、ピクリとも動かずに目をとじたまま横たわっていました。おそらく、大きな窓ガラスに映っている樹の枝に止まろうとして、猛スピードでガラス窓に衝突したのでしょう。
 妻は、「かわいそうに、裏の木々の根元に埋めてあげましょう」と言いました。
私は、何とかして助けたいと思い、小鳥をそっと両手に包んで「実相円満完全、実相円満完全」と念じ、祈り続けました。30分程すると小鳥の足が動き始めました。ソファの上にティッシュを置き、仮の巣を作って回復するのを待ちました。元気になったと思ったので、外に出て放してやろうと枯れ草の上に小鳥を移したところ、なんと、再び私の手の中に戻って来るのです。そこで、小鳥を家の中の紙箱で、しばらく休ませることにしました。やがて、小鳥は元気を取り戻し、部屋の中を飛び回り、運良く、カーテンレールに止まったので、私が手を差し出すと私の手の指に止まりました。そのままの状態で外に出て、小鳥が飛び立つのを待ち、小鳥の飛翔を祝福いたしました。
 すべては神において一体であることの有り難さをつくづく感じさせていただきました。

■香川県教化部は、「屋島の東南、竜王台の霊地にて、屋島、八栗の霊峰を眺め、高松市内を眼下に、更に瀬戸内海を一望に雄大なる絶景」(練成道場建設趣意書より)を有した標高八十五メートル、自然豊かな六千四百坪の境内地に恵まれています。
  木々の美しい緑、鳥のさえずり、色とりどりの花々等、「神・自然・人間の大調和を祈る」最もふさわしい教区として、香川県教化部会館、境内地をより一層すばらしいものにして参りたいと思います。

■すばらしい第7回神性開発さぬき見真会が6月15日~16日に行われます。皆様方の多数のご参加を、お待ち申し上げます。  再拝