梅雨入りの教化部境内地
2025年06月09日
気象庁の速報では、6月8日頃に四国地方が梅雨入りしたそうです。
梅雨入りしたことで花たちがイキイキとし、教化部境内地を彩っています。
その中でも、クリや、アジサイ、シモツケが花を咲かせています。
クリ
■属科:ブナ科の落葉中高木
■花期:5月中旬〜6月中旬
雌、雄同株で長い雄花の花穂の下に短い雌花がつきます。
雌花は受粉すると栗のイガになります。
ニホンクリは、北海道西部から九州の丘陵地や山地に生育しています。
また、世界で栽培されているクリには、ニホングリ、シナグリ、ヨーロッパグリ、アメリカグリがあり、日本で栽培されているクリのほとんどが、日本原産の「ニホングリ」です。
環境が適していれば、クリの木は100〜200年、あるいは数百年は生きるといわれています。
クリの花は、木を覆うように淡黄白色の花穂が垂れ下がり独特の青臭い匂いを放ちます。
これは、独特の匂いを放つことでハエやアブなどの昆虫を惹きつけ、効率的な受粉を行っています。
クリの栽培は縄文時代にはすでに始まっていたといわれ、イネの伝来以前から現在まで続く、日本最古の栽培植物とされています。
縄文・弥生時代の頃から食用もしくは建材として利用されてきました。
クリの花言葉
「贅沢」「満足」「真心」「豊かな喜び」などがあります。
また、栗には花言葉だけでなく「木言葉(樹木の花言葉)」もあります。
栗の木言葉は「私に対して公平であれ」「私を公平にせよ」です。
シモツケ(学名:Spiraea japonica L.f.)
バラ科シモツケ属に分類される落葉低木。
山地に生え、庭や庭園にも植えられています。
別名:ホソバシモツケ、キシモツケ とも呼ばれます。
また、 シモツケ属は約70種が北半球の温帯に分布、仲間には、シジミバナ、ユキヤナギ、コデマリなど、多くの種があります。
名前の由来
和名のシモツケ(下野)は最初に下野国、現在の栃木県で発見されたことに由来します。
分布と生育環境
日本、朝鮮半島から中国西北部にかけて温帯に分布。
日本では北海道、本州、隠岐諸島、四国、九州に分布。
海岸から山地までの、日当たりの良い草地や岩礫地などにやや稀に生育。
ホシミスジとフタスジチョウの幼虫が食草として、フタスジチョウの成虫が花を吸蜜します。
シモツケの花言葉
「努力」「自由」「気まま」「整然とした愛」「無駄」「無益」
少しずつアジサイが花を付けはじめました。
まだ蕾みの株もありますが、もう少しで開花しそうです。
是非、香川県教化部に来られた際は、みどり豊かな境内地散策をしてみてはどうでしょうか?

教化部遊歩道登り口にある大きなクリの木

クリの花

炭焼き小屋横に生えたタケノコ

アジサイも咲き始め、梅雨入りを実感。

防火水槽横にもアジサイが咲いています。

ハルジオン?ヒメジオン?

教化部赤門横 アジサイがちらほらと咲いています。

シモツケが花が咲いています。