奴隷供養
2016年09月01日
教化部長 坂次 尋宇
■先祖供養は子孫の義務
谷口雅春先生著『人生を支配する先祖供養』と言う本のはしがきに次のように書かれています。
“真理を悟る”というのは、「人間の実相」は本来“如来”であり、“神の子”であるという真理を述べた経典を現実界の縁者から読誦して貰いその真理の霊波を霊界で感受して、人間本来“如来”であり“神の子”であり、本来“無罪”の実相をその霊魂が自覚して、悪業存在の世界から解脱して“如来”の実相地に超入することである。この“如来地”(如来の境地)に入ることを成仏するというのである。祖先及び縁者の霊魂を成仏させてあげるのが、現実界の子孫及び縁者の義務でもあり、それはまた自分自身に報いられて来て家族ぜんたいの健康ともなり、繁栄ともなるのである。
■ブラジル
ブラジルは9月7日が独立記念日で、この日に生長の家ではイビウーナ南米練成道場他2会場で「拓人の聖塔慰霊祭及び世界平和の祈り」と「ブラジルの奴隷化された人々の慰霊祭」が執り行われるそうです。ブラジルは植民地時代にアフリカから連れてこられた黒人の奴隷や、現地で奴隷にされたインディオが厳しい肉体労働を課せられ、数多くの奴隷の命が失われたそうです。その名もない人達の働きのお陰で現在のブラジルの繁栄があるといえます。そこでブラジルの生長の家では2005年9月7日から、死んでいった人達の悲しみ苦しみを取り除き、人間・神の子の悟りを開いていただくために「ブラジルの奴隷化された人々の慰霊祭」を始めたそうです。
数年前、ある女性がイビューナ練成道場の慰霊祭に参加する予定でイビューナへ向かったが、途中で道に迷い歩き疲れてもう前に進む力がなくなったその時、急に体が軽く感じられ、振り向くと背後に足に鎖を付けた大勢のインディオと黒人たちが、彼女を抱えていたそうです。そして無事イビューナ練成道場にたどり着くことが出来たというのです。
■物故者の供養
9月22日に生長の家香川県教化部で布教功労物故者追悼秋季慰霊祭を開催いたします。皆様の地元で地域のためにご尽力された物故者の方々の供養のために、生長の家で行っている霊牌での供養を致しましょう。
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