霊牌を書いて先祖供養を
2018年08月01日
教化部長 坂次 尋宇
■守護神とは神通力を持つ祖先
6月、7月にかけて県下16会場で「幸せを招く先祖供養祭」が開催され、真心こもる先祖供養祭が取り行われました。今年のテーマは「守護霊の導きを得る」で、守護神とは何かを詳しく勉強致しました。守護神について『霊供養入門』263頁に次のように書かれています。
守護霊のはたらき
(前略)人間には守護神というのがついていて、その人を安全で、繁栄の道へ導いてくれるようになっているのである。守護神というのは、その人の祖先の霊魂で、修行足りて或る程度の神通力を得たものが、予め産土神から選ばれて胎児の出産の刹那、その子供についていて、その人の一生涯を護っていてくれることになっているのである。(中略)出産の刹那、神界から選ばれてその人の守護神となった霊は、相当の高級霊であるから、その指導に間違いはないのである。
■守護神の導き
私は供養祭で前記の説明をしながら、心の底から祖先や守護神に対する感謝の思いが湧き上がってくるのを感じました。私たちがこの世に誕生した時、一生を常に安全で繁栄の道に導いてくれている守護神が、全ての人についていてしかも死ぬまで力を尽くしてくれておられるのであると知ったからです。
一生を振り返って見ると、寸前の所で大事に至らずに済んだことや、とんとん拍子に事が進んだという事が幾つか思い出されました。自分は運が良かったと思っていましたが、1秒いや0.5秒ずれていたら、自分はこの世にいなかったのではないか。この奇蹟は偶然では無く、守護神が大事に至らぬよう手を差し伸べてくれていたと感じたのです。
■左手の指を切断か?
小学1年生の頃、祖父と大喧嘩をしました。その直後に私は庭に置いてあったコンクリートミキサーの歯車に自分で左手の指を挟み込んでしまい抜けなくなったのです。そこで自分で歯車を廻して抜き取ったのですが、歯車が指を吐き戻す方向に廻せば良かったのに、逆に指を更に食い込む方向に回してしまったため、全ての指を傷つけることになってしまいました。
しかし私の左手の指はどれも切断されることも無く、また一本も折れることが無かったのです。今思えば私の守護神が助けてくれたのだと感謝するしだいです。
■家族皆で霊牌を書こう
私たち家族、つまり両親、夫婦、子供、孫の一人ひとりに祖先の中で神通力を得た方が守護神としておつきになられ、家族を護り導いておられるのですから、家族一人ひとりがその守護神に対して心から感謝を捧げるべく先祖の霊牌を書くことが人の道だと思います。皆で霊牌を書きましょう。