生長の家香川県教化部のホームページが開設にあたり
2015年09月17日
教化部長 坂次尋宇
皆様、ありがとうございます。
この度、生長の家香川県教化部のホームページを開設する運びとなりました。
ホームページでは生長の家が説く教えや、香川県において開催している行事、信徒の活動を紹介させて頂くとともに、生長の家の説く真理によって色々な人生問題が解決し、幸せな人生を獲得した方々の実例も紹介させて頂く予定です。また、現在生長の家では「神・自然・人間の大調和」の実現を目指して、地球環境問題の解決に教団を挙げて取り組んでいます。
このホームページをご覧頂き、皆様の人生の支えとなることを望んでおります。これからもよろしくお願い申し上げます。
バリアアリー
人間の魂は死ぬまで成長し続けることが喜びですから、その決意したことが「ねばならぬ」という義務感でなく、スポーツや趣味のように「喜び」として捉えることができれば、その決意も必ず達成することができると思います。
山口県の山口市と防府市にある「NPO法人 夢のみずうみ村 山口デイサービスセンター」は、今までにないリハビリの方法「バリアアリー」でデイサービスセンターを設計し、全国から脚光を浴びて年間800名程の見学者が訪れているそうです。そのリハビリ理念の中には、
リハビリとは、『生活できる能力』を確認なさることです。
「生活できる能力」とは、身も心も生き活きする素だといえます。
リハビリとは、こうした生きるエネルギーを再生産することです。
訓練することが生き甲斐ではいけません。
訓練してつかみ取った能力を使い、
生きていることを味わい楽しむことがリハビリの目的です。
私たちはその目的を指向される方のお手伝いをさせていただきます。
御自分の隠れている力の再発見をしてみませんか。
埋もれている「生活できる能力」を一緒に発見しましょう。
「持っておられる能力」を上手に利用する方法も一緒に考えましょう。
生き生きとした人生を味わい楽しみませんか。
そういうお気持ちをお持ちの方に、
私たちは一生懸命リハビリをさせていただきます。(後略)
とあります。
自宅の日常生活の中では多くのバリアが実際には存在する訳で、それをクリアできる動作訓練をデイサービスの中に取り入れることで、楽しみながら機能回復にもつながるとの発想にもとづくものだそうです。それでは「夢のみずうみ村」の幾つかの特徴を紹介します。
①「できる動作」を訓練し、「やっている動作」になることを目指す。
②生活を楽しんでいるかどうかを絶えず気にかける。
③施設での一日のプログラムは全て自分で選択し決定する。
④訓練は生活を楽しむためのもので、“ただ訓練するだけ”の目的はない。
そのため施設内には廊下に手すりがなかったり坂道の廊下や階段など多くの段差や障害物があって、「札所」と命名したポイントを何カ所もクリアするように設計されており、平成22年時点で三十三番札所まで施設を拡充しているそうです。また、施設には色々な遊具からプールやリハビリの機械がありますが、その中でおもしろいのは料理教室が開催されていることです。そこには片手の使えない人が参加しており、指導する先生自身も片手が不自由な方なのですが、まな板や調理道具に色々な工夫をして、片手で何でも出来るようにしているのです。だから参加者は、今まで何も出来ないとあきらめていた料理が、ここへ来て出来るようになったという達成感とともに、生きていく上で自信と喜びが生まれてきたと話していました。また、施設の見学者の案内は今まで職員が行っていましたが、ベテランの患者さんに日当を支払って担当して貰うようにしています。
この施設は訓練を目的とせず、できることを訓練することによってその可能性を発見し、生活を楽しくすることができると言う喜びを知ることです。諦めていた人生を、希望を持って生きていけることを教えてくれるのです。
新版『真理』一巻という本には[「貴方」の中には神様にあるすべての力があるのです。そして「貴方」は神様の力の道であって出口なのです。だから、神様の力は「貴方」を通して出るほかに道はないのです。貴方は無限の力なのです。出せば出すほど出る力を持っているのです。]とあります。私達は神の子無限力と教えられていますから、現象がどうあろうとも実相世界の完全なことを信じて、人々の幸福や自然のために真心を尽くして三正行を実践していきましょう。
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