さぬきの郷土に学ぶ「三豊市 地蔵寺【世界最古の花「大賀ハス」】」
2022年06月29日
今回は香川県に4カ所ある地蔵寺の中から三豊市高瀬町にある地蔵寺を紹介します。
三本線の白壁の塀に囲まれた地蔵寺は、福井山、八ツ山と連なる山々を背に広がる地蔵原の中央にあり、さぬき三十三観音霊場の第二十三番のお寺で、日本三大・長命安楽往生の寺(嫁楽観音)です。境内には本堂・鐘楼・右瑜伽堂・客殿などがあります。
地蔵寺は崇徳天皇の御母待賢門院の建立になる京都法金剛院の荘園勝間荘の管理等を司っていた古刹です。日本百観音(西国・坂東・秩父)と、四国八十八霊場のお砂踏み道場で、中央に巨大聖観世音と十三重の仏塔が建立されました。
このお寺で有名なのが境内の池に咲く古代ハス(大賀ハス)です。四国唯一の大賀蓮、約千体の水子地蔵に囲まれ六月下旬頃から開花。闇から闇の水子の供養にと贈呈された縄文時代の世界最古の花と言われています。
蓮の池ですが6月23日にはまだ咲いていませんでした。(残念)
古代ハスの池の周囲に水子地蔵数百体が奉納されています。
ハスは闇の水子への供養であると信じられています。
■世界最古の花と言われる大賀ハスの由来(記念碑(千葉県千葉市)に刻まれている文)
千葉県の千葉公園にある大賀蓮記念碑
昭和26年3月、千葉検見川東京大学グランド地下より発見された3粒の蓮の実は、蓮の権威者大賀一郎博士に依り、約2000年前のものと鑑定され、その年の5月発芽し、翌年7月18日見事に開花した。
その後、此処千葉公園に移植され、毎年、薄紅色の美しい花を開いている。
また、ここから世界各地にも送られ、友好親善を深めている。
この蓮の永久に生命あらんことを念じて止まない。
昭和58年7月18日
撰文 千葉蓮の会会長
杉大郁太郎
千葉市・千葉公園
■地蔵寺にあるお地蔵様や観音様などがお祀りされていますのでご紹介します。
この地蔵尊は、お乳の出が良くなる・お乳の病を癒す等、乳房守護の御利益があるとされています。
さすり地蔵さんと自分の頭を交互にさすると、ボケ防止によいと言われています。
体の悪いところ、痛いところを洗ってお願いするとよくなると言われている「洗い観音さん」
お釈迦さまが入滅された際に残された手形を石にきざんだもので、これを拝むことにより無量の罪障が消滅し「ボケよけ」「智能の発達」によいと言われています。
お釈迦さまが入滅された際に残された足形を石にきざんだもので、これを拝むことにより無量の罪障が消滅し「健脚」特に「老化防止」によいと言われています。