幸福を招く道は 真理を生活に実践し その喜びを人様にお伝えすること
2023年09月01日
教化部長 久利 修
合掌 ありがとうございます。
新秋の候、香川教区の皆様には益々ご清祥にて人類光明化運動・国際平和信仰運動にご活躍賜りますこと、心より感謝申し上げます。
今、香川教区では、対面型行事開催の拡大に向け、教化部会館ならびに境内地の美化活動が各組織の協力のもと積極的に行われています。
白鳩会は、総連毎に活動奉仕の日を定め、5月には綾歌・屋島・国府の各総連、6月には練成会正副主任のメンバーと、丸亀・屋島・高松東部・高松南部総連、7月は琴平・善通寺・三豊西部総連、8月は高松中部・綾歌・多度津・小豆総連と、すばらしい清掃奉仕により、大拝殿・ロビー・トイレ・宿舎・食堂・厨房が美しい清らかな教化部へと変貌いたしました。有り難い極みです。
相愛会は、有志の方々が境内地外回りを担当され、教化部職員と共同で、桜並木駐車場周辺の傾斜地、教化部北側中庭の草刈りや、石垣に生えた木の除去、玄関周辺のツツジやマメツゲの剪定、木々の枝打ち等の献労に骨身を惜しまず従事してくださいました。酷暑の日もあり、小雨降る日もあり、誠に、頭が下がります。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策として、対面型行事の開催を控え、そのため、3年以上、未使用であった教化部の厨房・食堂は、栄える会の全面協力を得て、専門業者の徹底した清掃・消毒が行われ、安心して使用できる状態になりました。
そのお陰で、7月30日(日)に「小学生一日見真会2023夏」と銘打って、教化部会館を会場として、対面行事の小学生一日見真会を開催することが出来ました。参加者12名、運営委員21名、保護者3名、合計36名の意義ある見真会となり、運営委員の中には、生命学園出身者5名を含む7名の青年が奉仕され、生長の家の真理を学んだ、素晴らしい青少年が誕生したことは特筆すべきことであります。
生長の家の御教えが拡がる確実な方法は、今おられる幹部・信徒の方々が、まず、豊かになり、健康になり、幸福になり、その喜びの輪が拡がり、自ずから御教えが伝わっていく方法であります。
そのためには、私たち自らが真理を生活に実践することが求められるのです。『生命の実相』第7巻のはしがき・5頁には次のように書かれています。
信念は行動化しなければならない。知は行によってはじめて具体的な力を得るのだ。(中略)これは真理の「知」が、「信」となり、更に「行」となって生活化したとき自己のものとなった実例である。
「知・信・行・証」という言葉がありますように、まず真理を知って信じて実行する、実行すれば、必ず体験として証(あかし)が出る、あるいは、まだ信じるまでに至らなくても、ともかく真理を生活に実行してみる、そうすると証(あかし)が出てきて信じることができるようになるのです。
知・信・行・証の中でもキーワードは「行」であります。「行」があってこそ、全てのものが成就するのです。
「知行合一」という言葉も、同じことを表しています。真理を知っても行じなければ、本当に知ったことにならず、行が伴ってこそ、本当に真理を知ったといえるのです。
曹洞宗の開祖である道元師は『正法眼蔵』の「行持の巻」において、仏祖の大道を明らめるには、必ず行持を究めなければならない、と説かれています。
禅師によれば沢山おられる仏様の中で一番尊く素晴らしい仏様は「行仏」であると言われるのです。
この「行仏」という言葉には三つの意味が含まれています。
一つには「行ずる仏」、仏道を行ずるのが仏であるということ。
二つ目は「仏を行ずる」、仏の行を行ずるということ。
三つ目は「行すなわち仏」、行ずることが是れすなわち仏である、行じている姿が仏であり、行じない仏などはどこにも存在しないというのであります。
今、将棋界では、史上2人目の7冠達成者となり、王座挑戦権を獲得した藤井聡太名人(21才)の、前人未到の全8冠制覇の話題が沸騰していますが、1996年(平成8年)に将棋界のタイトル7冠(竜王・名人・棋聖・棋王・王位・王座・王将)の全てを初めて独占し、今も大活躍し、本年6月、日本将棋連盟会長に就任された羽生善治(52才)9段は、かって、「行ずる」ことの一流と三流について次のように語っています。
「三流の人は人の話を聞かない。二流の人は話を聞くだけ。一流になると話を聞いて実行し、超一流はさらに工夫してこれを行う」というのです。
超一流の生長の家人として、真理を生活に実践し、幸福を招き、その喜びを一人でも多くの人々にお伝えし、人類光明化運動・国際平和信仰運動に邁進しょうではありませんか。
再拝