太陽光発電、風力発電、蓄電池で家の電気をほぼ賄う

2020年10月24日

 山地隆之さんは、「自然と共存する家づくり」をモットーに、讃岐の風土に合った国産材での家づくりを行っている建設会社「菅組」(三豊市)で、一級建築士として住宅設計の仕事をしています。

 善通寺市 山地隆之

もとok前11月号3頁トピックス記事 写真 風力発電

山地さん宅の屋上にあるサボニウス式風力発電

オフグリットシステムの実現

 オフグリッドとは、電力会社などの送電網につながっていない、独立型電力システムのことです。グリッドとは送電網のことであり、それをオフ(切る)する、という意味です。原発や化石燃料に依存している電力網を完全に切り離して、自然エネルギーのみで自立するオフグリッドシステムでの生活を理想としますが、そこに至るまでの過渡的なものとして「部分的オフグリッド」という考え方もあります。市販されているオフグリッドキットなどの比較的小規模な発電システムを用いて、照明や携帯電話の充電といった限定的な量の電力をまかなう方法です。

もとok前11月号3頁トピックス記事 写真 キャンプ用

キャンプ用の太陽パネル蓄電池セット

 ポータブルな発電システムならば初めての方でも簡単に扱えます。例えば今人気のキャンプ用品として売られている500Whの蓄電池と100W太陽パネルキットがあれば、書斎の照明と携帯やパソコンの充電は十分可能です。この500Whという蓄電量は50Wのテレビを10時間使える電力が蓄えられるということです。この場合電源は自然エネルギーの太陽の恵み、天然100%の電気ということになります。昼間のおひさまの光で夜の机を明るくするわけなので、聖典を読むのも、聖経読誦するのもとても気分爽快な書斎になります。こうしてささやかな「新しい文明」をスタートすることが出来ます。このように我が家ではキャンプ用の太陽パネル蓄電地から初めて、次にそれより少し大きいキャンピングカー用のシステム、さらに家庭用風力発電装置を導入しました、そして今は本格的な合計50KWhに及ぶ蓄電システムを導入して電気自動車を走らせることにに取り組んでいるところです。

 

【お知らせ】

山地さんの「オフグリッドシステムの実現」は生長の家月刊誌『いのちの環』No127にも掲載されています。

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