12月3日は香川県独立の日
2021年02月01日
教化部長 坂次 尋宇
■建国記念の日
2月11日は日本の建国記念の日で、神武天皇の建国以来2681年が経ちます。全国でお祝いの式典が行われますが、生長の家香川県教化部でも建国をお祝いしてコロナ禍のため神官だけで式典を執り行います。各家においては日の丸を掲げて国民こぞってお祝い致しましょう。
■香川県の誕生は紆余曲折
さて、香川県は47都道府県の中で一番最後の明治21年(1888年)12月3日に誕生しました。江戸時代讃岐国は高松藩、丸亀藩、多度津藩の3藩と江戸幕府直轄地の天領及び津山藩飛び地が在りました。明治4年(1871年)の廃藩置県で高松藩は高松県、丸亀藩は丸亀県、多度津藩と天領は倉敷県、津山藩の飛び地は津山県となったそうです。その直後に倉敷県が丸亀県に移された後、同年に高松県と丸亀県が合併して現在の香川県と同じ管轄範囲になりました。
しかし明治6年(1873年)2月20日に名東県(現徳島県)に編入されるも、2年後の明治8年には香川県として再設置されましたが、翌明治9年には愛媛県に編入される事となりました。そして12年後の明治21年(1888年)に香川県が復活独立し現在に至っています。因みに「香川県」の名称は、高松市が所属していた香川郡から取ったものだそうです。
■香川県独立の父
この香川県の独立に多大な貢献を為した人物が、現高松市鉄砲町出身の中野武営(なかの たけなか、なかの ぶえい)です。明治20年香川県がまだ愛媛県だった頃、中野武営は県議となり県議長時代には愛媛県から讃岐地方を香川県として分県させることに奔走し、時の政府に対し「香川県設置之県」とする建議書を提出するなどして明治21年12月3日に香川県の設置を裁可する勅令が公布されました。この功績により香川県では「独立の父」と呼ばれているそうです。「ウィキペディア」より。
讃岐鉄道や瀬戸大橋の必要性を提唱した大久保諶之丞や中野武営らの業績に想いを致し、感謝の念を送りましょう。
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