「ちゃんとやりました」で全国制覇

2021年12月03日

教化部長 坂次 尋宇

■智辯和歌山が夏を制覇
   第103回全国高校野球選手権大会は8月29日に甲子園球場で決勝が行われ、智辯和歌山が奈良代表の智辯学園を9―2で下し、兄弟校対決を制して21年ぶり3度目の優勝を果たしました。
 8月30日付けの産経新聞にイチローさんから祝福のコメントが寄せられていましたので紹介します。
「初めて智辯和歌山高校のグラウンドを訪れたとき、本気で日本一を目指しているチームだと感じました。そのために厳しい練習を重ね、悔しい思いもしてきたと思います。選抜に出場できなかったどん底から頂点まではい上がってきたこと、何となくではなく、本気で目指していた日本一になったこと、そして野球の面白さをあらためて教えてくれたこと、見事でした。おめでとう。」


■野球の基本中の基本はkondara_baseballer[2]
 何故イチローさんが同校へ祝福のコメントを贈られたのかと言うと、コメントにあるように実は昨年12月に三日間だけイチローさんが同校へ臨時指導に入っていたからです。その指導の中で一番大切なことは、野球の基本中の基本である①キャッチボール、②べースランニング、③バッティング練習であり、これをしっかりやれなくては上手くなれないし、上達もしないと。そして最後に全員の野球部員に言った言葉が新聞記事に書かれています。
「昨年12月に指導に訪れたスーパースターのイチローさんから、緊張の中でも試合を楽しむことや実践的な走塁を学び、心身ともに成長したナイン。そのときもらったのが「ちゃんとやってよ」の言葉。甲子園の優勝投手になった中西は「『ちゃんとやりました』と報告したい」と胸を張った。」


■信仰の基本は三正行
   生長の家では信徒が行う基本の行があります。それは①観行で、人間は神の子であることを心の眼で観る祈りである神想観を実修すること。次に②誦行で、生長の家のお経である聖経の読誦や聖典を読むこと。③つめは愛行で、自然や人に、そして社会に愛を施すことです。これを三正行といい日々実践するのです。
 この実践の中から人間・神の子の悟りを深めて自分が救われるとともに、更に菩薩として人類を始めとして全ての生きものの救済のために活動していくのです。