講師信仰随想「神が知らしめてくれた事」
2022年02月25日
高松市 原田友治
令和3年8月22日の昼前に思いがけず停止しているバイクに乗っていて右に倒れ、右膝関節下を骨折した。事故は土曜だったので月曜日に病院に行けば良いと簡単に考えていた。どうにかバイクで帰宅したが、帰宅後膝頭の上がパンパンに膨れ上がり痛みが増してきた。立つ事も出来ず小用も尻で後ろ歩きでコーヒー瓶にためておく始末となり、翌日救急車で屋島総合病院に搬送された。70日間の入院が続き、10月29日に退院した。
この度の入院により、このままの生活を続けていたのでは反省も進歩もなく人生を考える機会もなく只月日が過ぎるだけでした。入院にあたり、ほとんど連絡を取っていない長男の援護に頼る他なく、今迄知らない所で長男の人生が進展していることがわかり、結婚して子供(孫)も二人、小一の男の子と2歳の娘が誕生していた。振り返ると、長男を聖使命会に入れていた事、又長男の嫁も聖使命会に入れていた事が思い出され、知らず知らずのうちに祈りが叶えられていることが判明した。神は既に良き方向に運命を進めてい給うことに気づかされた。
振り返ると今は亡き妻との出会い、妻の境遇が思い出されて感慨深いものがある。妻は生後1歳半で父母が離婚し母の女手一つで育てられ、母は生きる為に自然と勝ち気な性格となり、そのような環境で妻は育てられたのでした。省みると長男に電話する度に、孫娘が父に甘えている様子が電話口から聞こえて来る度に、妻が1歳半で父親から離され、父の愛情を受けることもなく成長しなければならなかったその淋しさが思い出され、孫娘が長男に甘えている姿は、あたかも妻が父に甘えている姿なんだと感じられ、妻の淋しさに泣けてくるのでした。
知らず知らずの内に神はこれらの事を私に知らしめられたのでした。これがこの度の事故を通して感得した私の体験である。