心が変わって、借金が消える
2020年09月01日
教化部長 坂次 尋宇
平成18年、私が山口教区へ赴任した年の7月、8月に宇治市にある生長の家宇治別格本山で開催される宝蔵神社盂蘭盆供養大祭に奉納する霊牌を、地域の方々に奉納して頂くため、県下6会場で大先祖供養・講演会が開催されました。その折り、萩市の会場で高谷秀則相愛会教区副連合会長(当時)が、閉会の挨拶の時に次の様な体験を発表して下さいましたので紹介致します。
■借金が倍に膨らむ
高谷秀則さんは、ある方の連帯保証人になられたそうです。しかし、その本人はお金を支払う気がなく、連帯保証人である高谷秀則さんの所に支払いの請求書が回ってきたそうです。高谷秀則さんとしては、この借金は本人が支払うべきもので自分は支払う必要はないと拒否していましたら、年月が過ぎて利子が増々ふくらんでしまい元金と同額程度になってしまったそうです。
■借金が消えて通風の痛みも消える
連帯保証人になってあげた人に対し、腹が立ったり憎んだりしたそんな思いをしていたためか痛風で足が痛み出し、歩くことが大変困難な状態になったそうです。高屋秀則さんはこのままの心では潜在意識に悪想念が溜まっていくばかりで、自分の運命が悪くなってしまうと反省し、三界は唯心所現で自分の心が現れているのだから、心を変えて与えられた運命から逃げることなく必ず解決出来ると信じることにしました。
そこで保証協会の方と話し合って、少しの金額でもいいから支払いをしていこうと決心したそうです。その一ヶ月後、約束のお金を明日振り込もうと考えておりましたところ、支払先である保証協会より高谷さんへ電話がかかり、「高谷さん、あなたはもう支払いをする必要はありません。今日、本人が全額納めましたので」と伝えて来たそうです。保証人の問題が一挙に解決してしまったのと同時に、足の痛みも消えてしまったそうです。
現象界は自分の心の影ですから、自分の心が変われば現象も変わってくるという事を高谷さんの体験は教えてくれていると思います。
■明るい想念
『新版 生活の智慧365章』の17頁には次の様に書かれています。
吾々人間は“神の子”であり、自由意志を与えられており、自己の運命を如何に決定するかの自由選択の権利と、その選択したものを実現するための道具とを与えられているのである。その道具というのはほかでもない、自己の「想念」と「言葉」と「行動」である。吾々は積極的な建設的な明るい想念と言葉と行動とによって幸福な良き運命をつくり出し、消極的な破壊的な暗い想念と言葉と行動とによって不幸な悪しき運命をつくり出すのである。
吾々がよき想念をつくり出そうと思うならば、現実の不幸や病気などに心を振向けていてはならないのである。先ず神の方へ心を振向け、神のもちたまえる凡ゆる善き性質を思い浮べ、それを讃歎し、それに感謝する想念を起すようにするがよいのである。
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